PAS(気中負荷開閉器)とは、電力会社とお客さまの責任分界点に設置される保護装置のことをいいます。
キュービクルから1号柱の責任分界点の間で地絡・短絡を感知した際に動作を行います。

PASが、動作をおこなうことで、高圧への電路は遮断されるため、近隣への波及事故を防ぐことができます。
(PASが設置されていない事業所は、高圧ケーブルに地絡・短絡事故が発生した場合、波及事故につながる恐れがあります。)
電気事業法では、電力会社は事故に対する保証は行わないとしています。波及事故を起こした場合、事故元の責任になり、損害賠償のリスクが生じますので、リスクを未然に防ぐために、事業所様にはPASの設置をお勧めさせていただいております。

(PASの交換推奨時期は、10年~15年と言われています。)